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私の起業までの経緯①

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今日は私の起業までの経緯と題して、
起業に対する考え方や実体験に基づいた知見を話したいと思います。

またまた長文ですので、2回に分けます。

  • 起業に対する考え方
  • 実際にどのように起業したのか

今回は「起業に対する考え方」

次の記事で実際にどのように起業したのか、またこれから寿司屋で起業する方へのアドバイスを書きたいと思います。

日本人にない起業という選択肢

まず、多くの日本人が働く上で起業という選択肢を持っていないなと。

起業する人のイメージってどんなですか?

カリスマ性があって、人よりも優れていて、リーダーシップがある。

そこで…

うーん、自分には到底無理と諦めている人が多いと思います。

「寿司職人 年収8000万円」報道の時にもよく言われていたのが

「彼は経営者だから」という言葉。

そこで線を引いてしまうんですね。

自己紹介は寿司職人

私が誰かに自己紹介する時、「寿司職人です」と答えます。

寿司職人として経営者であることは特別なことではありません。


※ここではあくまで、寿司職人として経営者か雇われかという議論であり全ての経営者に対して論じてはいません。

雇われの時と経営者になってから、私の仕事に対するモチベーションは全く変わっていません。

自分の後ろに誰もいなくなったという責任者としての自覚とプレッシャーはあります。

しかし、

  • いい物を提供しよう
  • お客さんに喜んでもらおう

という根幹には何ら影響しません。

経営者になったからといってパワーアップもダウンもしません。

では

なぜ起業する必要があるのか?

お金です

ゲスい話しをしたい訳ではありません。

お金が必要。

これは貨幣経済において誰しもが反論の余地は無いと思います。

食べていくにも、子供に教育を受けさせるにも、余暇を過ごすにも、病気を治すにも、世の中のほぼ全ての行動にお金がかかります。そしてお金の有無でそれらのクオリティは変わりますよね。

またやりたいことができた時、情熱を注ぎたいものができた時、お金が無くて苦労するという可能性も十分あります。

お金はあった方が有利です。

そこで経営者と雇われを比較した時に、日本もアメリカも

経営者にとって有益な仕組みになっている

だから私は経営者側になることにしたんです。

次に、

起業する上での障壁となる物は?

無知に起因する恐怖心

起業したいけどできない人にブレーキをかけているもの、それは無知からくる恐怖心が主かと思います。

私は世の中のほとんどの恐怖心というものは無知からくるものだと思っています。

自分は何に恐怖心があるのかを分析してその対象を知れば大抵の恐怖心は和らぎます。

正確に怖がるということが大事です。知らないということは恐怖心を何倍にも膨れ上がらせます。

恐怖心を克服したアフリカのHIV感染事情

青年海外協力隊でアフリカのモザンビークに行く前、
成人男女の5人に1人はHIV感染者というエリアに住むことが決まっていました。

エイズというものを正確に知る前はとても怖かったです。しかし、講義を受けて自分でも勉強し理解することでどう向き合えばいいかを知り偏見も恐怖心も無くなっていきました。

ネガティブな思考に向き合う

起業に対しても同じです。お客さんや従業員に訴えられるかもしれない、騙されて大金を失うかもしれないなどのネガティブな思考に向き合って対処法を知ることで恐怖心は和らぎます。

もちろん、知ることによって全ての不安や恐怖心が解消されるわけではありません。もしかしたら知らない方が良かったと思ってしまうようなこともあるかもしれません。

しかし、雇われであろうが経営者であろうが恐怖心や不安はつきものです。ではより稼げる経営者側にまわった方が良くないですか?

独立時の目標は年収5000万円

以前の記事でも話しましたが、私は年収5000万円を稼ぐことを目標にして独立した経緯があります。

雇われで5000万円稼げたなら私は経営者になっていなかったかもしれません。
不可能では無いかもしれませんが実現性はかなり低いと思います。

人生について考えるとき

誰しもが日常の中で人生について考えたことはあると思います。

私はなぜか、誰もいない真っ暗な夜の海岸線を見ると人生について考えるスイッチが入ります。行き過ぎると何歳でどう死ぬべきかまで考えてしまう事もあります。

私の普遍的な人生設計の中で、経験値も積んで、人脈もあって守るべき家族もいて、成熟しているが体力もまだまだある40代で人生の勝負をかけたいという思いがありました。その時に邁進できるための経済力として年収5000万円という数字を目標にしました。

勝負にはリスクが伴う

勝負には失敗するかもしれないというリスクが伴います。

仮に40代で子供が3人いて貯金も数百万しかないという状況で

俺には夢があって人生一度きりだからこんなことにチャレンジしたいんだ!

現実を見ろ

ここで背中を押してくれない奥さんを恨むのはお門違いですよね。
これはよく言う嫁ストップでは無いです。当たり前の現象です。

お金は強力な後押しになる

しかし、あなたに貯金が十分にあって資産運用もして不労所得もあり、ちょっとの失敗では傾かない生活の基盤があったなら話しは違いますよね。

周りを納得させるには根拠が必要です。
お金がある、稼ぐ力があるというのは強力な後押しになります。

年収5000万円という数字に根拠はありません。
正確に試算した訳ではなくキリがいいから目標にしました。もっと少なくてもよかったかもしれません。

起業することは勝負ではない

しかし、ここで強調したいのは「起業することは勝負ではない」
というマインドです。

私は起業する前からこう思っていました。勝負とは勝つことも負けることもある。
なので起業するにあたって大事なことはできる限り勝負を避けること、絶対に負けないこと。

たとえ勝てなくても負けないことが大事だと思っていました。

起業=お金を稼ぐ手段

だと思っています。

起業=夢の実現ではない

しかし多くの人は(特に寿司職人をはじめ飲食関係者)は起業=夢の実現
だと思っている場合が多いと思います。

なので勝負しがちになってしまうのかなと

やりたいこととお金を稼ぐことを混同するから失敗してしまう。
やりたいこととお金を稼ぐことは相反することが多いです。

やりたいことはお金をしっかり稼いだあとにやればいい

と思うことができれば意思決定も簡単になると思います。

ではどうしたら負けないのか?

お金をかけないこと、人を雇わないこと

スモールスタートです。

ここまで長々と書いてありきたりな答えですいません。
しかし、寿司職人の起業に関してはこれが答えだと思っています。

また最初に提起した、経営者にはカリスマ性やリーダーシップが必要じゃないの?
という多くの人への答えがあります。

自分1人ならまずは必要ないですよね?

環境が人を育てる

環境が人を育てるという言葉があります。
まさにその通りだと思います。

全て自分でこなさなければいけない環境に身を置けば答えが出ます。

1人でやっていると人を雇わなければいけない状況にいずれなります。

自分なんかが人を雇えるのかという不安よりも人がいなければどうにもならないという環境が人を変えていくんですね。

少しずつ人が増えていき、必要に応じて環境が整えられていくんです。

問題もたくさん起こると思います。
しかしステップを1つづつ登っていくことでいつの間にか自分がリーダーとしてどう振る舞うべきか学んでいくと思います。

私が大切にしていること

私が経営者として成長していくために大事にしていること

問題に真摯に向き合うこと

成長をやめないかぎり日常は問題の連続だと思います。

起業するということはその組織において自分が最高責任者になるということです。
冒頭でも言いましたが自分の後ろには誰もいません。

全ての問題は自分に委ねられています。
時には解決できないと思うほどの問題に直面するかもしれません。
しかし、諦めてしまったらそこで終わってしまいます。

必ず解決策があると信じて向き合う必要があります。その覚悟があれば、たとえ短期的にうまくいかないことがあったとしても経営者としても組織としても成長していけると思っています。

経営者は特別ではない

冒頭で経営者であることは特別なことでは無いと言いましたが、
決して楽ではありません。

精神的にも肉体的にも追い詰められます。

しかし、対価として得られる物が大きいです。

お金以外に得られる対価
  • 経験値
  • 人脈

お金以外にも、経験値や人脈を得られます。たとえ小さい組織でもトップになることで築ける人脈や関係性があります。

また責任ある立場があなたを飛躍的に成長させてくれると思います。
自分なんかがと思ってしまう人ほど、責任感を持って邁進できる人だと思います。

一歩一歩、小さく小さく前に進めば大丈夫です。
大きく踏み出してしまうと次の一歩も大変になるんです。

次の投稿で実際に私が起業する時にどういう行動をとっていたのかを書きたいと思います。この記事がこれから寿司屋として起業したいと考えている人の参考になればと願っています。

長い文章に付き合っていただきありがとうございました。